シェフ 中嶋寿幸

chef Toshiyuki Nakajima

「食材との出会いは料理人の五感を刺激してくれます。ワクワク楽しくもあり、学びもあり、また生命を無駄にしたくない。色々な思いを胸に、その時その時期に一番美味しい食材をお料理してご提供したい。」

 

東京都出身。高校卒業後トヨタ自動車に入社、整備や営業を経験した後大工の道へ。その器用さと愚直な性格が評価され大工職人の道を勧められるが、料理の道に進むことを決意。


都内の洋食店の皿洗いからスタートした後、青山・表参道の伝説のフレンチ・レストラン「ラ・マレ」に入社、4年で皿洗いからスー・シェフ(セカンド・シェフ)となる。その後、吉野 建シェフ率いる「光亭」でもスー・シェフを務めた後に、修行のため米国ワシントンD.C.に渡り、さらに渡仏。「ルレ・ルイトレーズ」といった三つ星レストランにて研鑽を積むが、フランスという土地で培われてきた独特の味覚に触れ、「日本人には越えられない感覚」を痛感することに。しかしその成果は帰国後「アマポーラ」のシェフとして存分に発揮される。

 

そして多くの著名人の舌をうならせてきた隠れ家的グラン・メゾンである「ロアラブッシュ」のグラン・シェフに就任。日本各地の食材を取り入れ、とりわけ東北の豊かな食材山菜や、手塩にかけて作られた保存食を積極的に取り入れて、高評を博す。1997年には人気テレビ番組「料理の鉄人」の挑戦者として抜擢され、牛のほほ肉をテーマに鉄人・坂井宏行シェフにストレートで勝利。2007年ロアラブッシュ株式会社設立、13年間経営者としても才覚をふるう。2021年東京・用賀に「御室」をオープン。

フレンチをベースに、独自の感性によるジャンルの料理をクリエイトする、まさに芸術家である。
シェフ中嶋寿幸が最も大切にしていることは、「心の贅沢」そして何より「一期一会の心」である。